ベトナム恋愛宣言
2017/11/07 Tuesday
第十話 失恋は、僕を強くする。
ちかごろ、メールの音がすると言いようのない気だるさと
恐怖を感じる…
僕はなにも悪いことをしたわけじゃない!
純粋に 可愛い子と恋愛がしたかっただけなのに!
僕の精神状態が限界に達したとき、
彼女からこんなメールが届いた。
「ケイタイ買いますか?」(ケイタイ買ってくれますか?)
な…!
例えば一緒にショッピングにいって、ぬいぐるみだの
アクセサリーだの、かわいい笑顔でほしいと言われれば
僕はすぐに買ってしまうだろうしかし!!!
この状況だ。
もちろん僕は断った。
「わかりました。」
「おわります。」(さようなら。)
え…?
一瞬、何がおきたのかわからなかった。
彼女は僕の前からあっという間に去ってしまったのだ。
それから数日が過ぎた。
あれだけ鳴っていたケータイは静かになり
僕は、すがすがしい気持ちで仕事をしている。
もう彼女のことを思い出すことはない。僕は強くなったんだ。
そして、自分に誓った。
「「「次こそは絶対失敗しない。」」」と。
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明日はどっちだ!
懲りないのびたのベトナム恋愛宣言(完)