ベトナム恋愛宣言
2014/12/11 Thursday
第六話 ペルデンドシ
「どこに行きたい?ティナちゃん」
「…ビンコムセンター」
「オッケー」
それからすぐ店に着いたのだが、どうにもティナの様子が可笑しい。
そわそわして落ち着かない様子だ。
「どうした?具合でも悪い?」
「ソノ…具合ガ悪イオバアサンノオ見舞イニ行カナクチャ…」
「え、遊んでる暇ないんじゃ…」
「ウウン…大丈夫」
「いいの?行かなくて…問題ないならいいけどさ」
それから微妙な空気が漂ったあまま、とくに何もすることなく、ビンコムセンターを後にした。
とりあえず何かして遊ぼう、ということでパークソンへ行き、ボーリングをすることになった。
「…ボーリング、ヤッタコトナイ」
「そうなの?!さっきボーリングでいいって言ったから経験者かと思った。ごめんね配慮が足りなかった…教えるよ」
「…ウン」